実家じまいを考える。

2024-03-27

終活

核家族世帯が増える現代、実家じまいは実家に住む親のためであると同時に、将来実家を相続する子どもたちのためでもあります。

相続が始まった段階でトラブルにならないためにも、親が元気なうちに家族全員で実家をどうするのかを話し合っておくことはこれから必要な事ではないかと考えます。

今回は、実家じまいについて、まとめてみました。

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目次

1・実家じまいを行う理由と概要

実家じまいとは、親や家族が住んでいる実家を整理し、処分することを指します。具体的には、不要な物の整理や捨て、家財道具の処分、家屋の売却や賃貸などを含みます。

実家じまいを行う理由はさまざまですが、主なものを以下に示します。

・親の高齢化や介護の必要性
親が高齢化し、自立生活が難しくなったり、介護が必要になった場合、実家を手放す必要が生じます。

・相続手続きのため
親が亡くなった場合、遺産相続手続きを行うために実家の整理が必要になります。

・住環境の変化
親が他の場所に引っ越す、家族が離れて暮らすなど、住環境の変化に伴い実家を手放す必要が生じることがあります。

・不要な物の整理と収納
実家には長年の間に不要な物が溜まりやすく、整理整頓が必要になることがあります。

・財産や資産の整理
実家には財産や資産が残っていることがありますが、これらを整理して適切に処分する必要があります。


概要は以下の通りです。

・計画立てる
まずは実家じまいの計画を立てます。どのようなスケジュールで作業を進めるか、どのような手続きが必要かを考えます。

・整理整頓する
実家の中を一つ一つ整理し、不要な物を処分したり、必要な物を整理したりします。

・処分方法を決定する
不用品や家財道具などの処分方法を決定します。売却するか、寄付するか、解体するかなどを検討します。

・手続きを行う
必要な手続きを行います。不動産の場合は売却手続きや解体手続き、自治体の指定する大型ごみの処分手続きなどが含まれます。

・物の整理と搬出
整理した物を適切に搬出します。処分する物はリサイクルショップやゴミ処理センターに持ち込んだり、不用品回収業者に頼んだりします。

・清掃する
実家を清掃して、最終的に整理が完了したことを確認します。 遺品の整理:遺品が残っている場合は、適切に整理し、必要な手続きを行います。

・家屋や土地の最終処分
売却する場合は契約を結び、解体する場合は解体業者に依頼し、土地だけを残す場合は適切な利用計画を立てます。

このように、実家じまいは計画的に進める必要があります。整理から手続き、最終的な処分まで、段階的に進めることで効率よく作業を進めることができます。

実家じまいは家族にとって大きな変化や負担が伴うことがありますが、適切な準備と計画を立てることで、円滑に進めることができます。

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2・実家じまいをする為の事前準備とその方法

実家じまいをするための事前準備とその方法を以下にまとめました。
わかりやすく実践できるようにしています。

・目標の設定
実家じまいの目標を明確にしましょう。例えば、特定の期間内に実家を片付ける、必要な物と不要な物を分ける、売却や賃貸の手続きを完了するなど、具体的な目標を立てます。

・家族や関係者との話し合い
実家じまいを行う際には、家族や関係者と事前に話し合いを行うことが重要です。全員が同意した上で進めることで、後々のトラブルを避けることができます。

・必要な道具や資材の準備
片付け作業をスムーズに進めるために、必要な道具や資材を準備しましょう。ダンボール箱やラベル、マーカー、掃除道具などが必要になります。

・日程の確定とスケジュールの作成
実家じまいを行う日程を確定し、スケジュールを作成します。具体的な作業内容や担当者を決めておくことで、作業の効率化や混乱の防止につながります。

・物の整理と分別
物の整理を始める前に、不要な物と必要な物を分別します。使わないものや捨てるものを明確にし、整理しやすいように区分けします。

・貴重品や重要な書類の保管
特に貴重品や重要な書類は、事前に保管場所を確保しておきましょう。適切な保管方法を考え、紛失や破損を防ぎます。

・不用品の処分方法の確認
不用品の処分方法を事前に確認しましょう。ゴミの分別やリサイクル、寄付、売却など、適切な処分方法を選択します。

・プロのサポートの検討
実家じまいが大変な場合や専門知識が必要な場合は、プロのサポートを検討しましょう。片付け業者や不動産会社など、専門家のアドバイスや支援を受けることで、作業をスムーズに進めることができます。

これらの事前準備をしっかりと行い、実家じまいを始めることで、より効率的に作業を進めることができます。

 

3・実家じまいをする際の処分方法は?

実家じまいをする際、売却か?解体か?それぞれのメリット、デメリットを以下にまとめました。

売却
メリット 
・収入を得ることができる。
・家や土地の価値がある場合、それを現金化できる。
・家や土地を手放すだけでなく、次の所有者に大切に使ってもらえる可能性がある。

デメリット
・売却には時間と手続きがかかる。
・売却価格が思ったほど高くない場合もある。
・家や土地の状態が良くない場合、売却価格が低くなる可能性がある。

解体
メリット
・すぐに家屋を手放すことができる。
・解体費用をかけずに家屋を取り除ける。
・土地のみを残すことで、再利用や再開発の可能性が広がる。

デメリット
・解体費用がかかる場合がある。
・家や土地の価値がある場合、それを失う可能性がある。
・解体後の土地利用について、適切な計画が必要である。

どちらの方法を選択するかは、実家の状況や個々の状況によって異なります。家や土地の価値や将来の利用計画、費用などを考慮して検討しましょう。また、専門家や不動産業者に相談することで、適切な選択をする手助けとなるでしょう。


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